2010年3月2日火曜日

第11話、はじめての遠方輸送 前編

ベテラン運転手に横のりしてもらい約250kmほど東へ輸送を自分で運転して行うことになった。
これだけの距離を一度に走行するのはもちろん初めてだ。
途中細い道が無い事を祈りつつ、4時に集合して出発した。出発前に計器関連の説明を受ける。どうも車両によって操作方法が異なるらしい。このときに問題がひとつ発覚した。一番後ろの車幅灯が無いのだ。トラックのように後方の確認がしにくい車両は法律上定められている車幅灯のほかにライトをつけることが多い。これがあるのと無いのとでは大きな差がある。今からでは仕方ないので我慢するしかない。
当面は国道を通りそこから高速道路で市街地を抜けひとつ目の目的地に荷物を降ろし、100kmほど北上して荷物を積み込んで会社まで向かう予定だ。緊張はしているものの、今までの練習でさほど肩に力は入っていない。
会社から出て20kmほどは数車線あるので一番左側を法定速度の60kmで走行する。
途中工事中で車線幅がいっぱいになってしまうところがあるが、他のトラックに合わせて教えてもらった段違い走行で切り抜ける。
段々と車線が減っていき1車線になったあたりから流れに合わせて走行を試みるが、早朝はさすがにみんな流れが速い。
デジタコのお陰で68km以上は警告音がなる。同じように制限のかかっているトラックも多く、そいったトラックを見つけてはその後ろをトロトロと走行し警告音が鳴らないよう速度を調整しながらできるだけ周りに速度を合わせ走行を続ける。途中登坂車線があれば積極的に後ろの車両に道を譲る。会社から70kmほど走行したところで給油を行う。すりきり一杯たっぷり給油し、小休憩を挟んで再出発だ。
こうした走行を続けやっと数車線あるバイパスに入った。ここからはデジタコを高速モードへ移行し最高速度は90kmとなる。
85~90kmの間で走行を続け、高速道路に乗った。目的地まであと100kmほどだ。
途中ベテランドライバーにこんな質問をされた。「今日の配送先の場所調べてきた?」私は素直に「いいえ」と応える。前日に道を教えてくれると言われていたからだ。なぜか怒られた。「どうやって運ぶつもりだったんだ」と。。。は、はぁ・・・
ついに目的地に到着した。が、しかし一方通行なうえに場内でUターンできそうにない。到着予定時刻も20分ほど早い。これは困った。とりあえずハザードを点灯させて脇に停める。場内へ入れるまでバックし受付の所定位置で待機。ベテラン運転手が受付を済ませてくれる。荷物の降ろし位置へ移動し、ウィングを開けてしばらく待つことになった。10分ほど待っていたらリフトマンがフォークリフトに乗って現れた。持ってきた荷物を降ろしてもらい、無事受領印をもらう。次は同じ場内だが違う倉庫へ移動して残った荷物をすべて降ろしてもらう。ウィングを閉めてUターン、別の下ろし場を探すが、積み場でもらった地図と場内が一致しない・・・
どぎまぎしていると他のリフトマンが「アッチアッチ」と合図をくれた。合図に従って移動する。
搬入手順に従いバックで付けなければならないのだが、向きを変えれるT字路の両脇には荷物が積み重ねられている。困った。曲がれるだろうか・・・
ベテラン運転手に後ろを見てもらいながら何とかこの難関を切り抜け無事に降ろし場にたどり着くことができた。
リフトマンに荷物を回収してもらい荷物をすべて無事に引き渡すことができた。初仕事の完遂だ。サポートはしてもらったとは言え、少々うれしい。受付で退場の時刻を記載して次の積み場へ向かう。
と、その前に、コンビニを探して少し休憩。のつもりなのだがコンビニが見当たらない。しかもこの付近、トラックが非常に多く白線も消えているため自分がどの車線を走っているのかさっぱりわからない。そして両脇には枝葉を伸ばした街路樹。。。
ここでのコンビニ捜索は諦めて次に見つかった大き目のコンビニへとまることにした。
10kmほど街中を走ってやっと大きめのコンビニを発見した。ここでコーヒーを買い外でタバコを吸いながら一息つく。
まだ車線内に車を押さえることと道路状況を把握することで精一杯だったので運転中にタバコ1本すら吸う余裕がなかった。
片側2車線あり入るのは簡単だったのだが、出るのに困った。
1車線分で入ることができたのに1車線分では出ることが出来ない。どういうことなのかさっぱり理解できないが、単に腕の問題だと思う。
1車線をふさいで立ち往生。迷惑極まりない。気の利いたタクシーがいて道を譲ってくれ何とかこの状況を切り抜けることができた。

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