朝早くから行動していたので帰宅後少し仮眠を取ることにした。
携帯が鳴り出ると会社からで、翌日は0時出発と連絡を受ける。そして別の人に着いていくことになると聞いた。
どんな人なのだろうかドキドキである。翌日またも23時に起床に0時前に会社へ到着した。
今日の先生はまだ到着していないようなので、事務所で少し待つことにした。
タバコをふかしながら事務所のおじいちゃんと会話を交わす。
今日の先生が出社してきた。「若い」25~6くらいだろうか。自分の歳の話題にならないことを祈ろう。
今日は初対面であるため会話もさることながら貢物としてチョコレートを用意してみた。
早速トラックの助手席に乗り込み出発した。車中で会話を交わしているとオモシロイ人であることに気がつく。
思考が少々違うが私が持っていた趣味と先生が持っている趣味が同じなのだ。
これは会話に華が咲く。楽しく会話を交わしていたので行き先を聞きそびれたが、50kmほど走って聞いて驚いた。
300kmほどある。。。しかも途中は長き峠道。下手をすれば伊賀甲賀忍者の戦争に巻き込まれる可能性もある。
しかも積み荷は植物らしい。はて、どんな植物なのだろうか。
会社から70kmほど東へ向かうと会社指定のスタンドがある。そこで旅の支度を行う。
驚いた軽油なだけに軽く100リットル入る。トラックとは恐ろしいものだ。
軽四なら30~40、乗用車でも40~50くらいの給油タンクがトラックなら150以上が普通なのだ。
しかもリッター5~6kmという燃費にも驚いた。峠道を暴走する車やマツダのRX7並みだ。
給油の方法や気を付ける事を教えてもらい、目的地に向けて再出発だ。
やはり歳のことを聞かれた。私の方が2つほど年上になる。
私も20歳くらいのときから25~40過ぎの部下を抱える事があり、最初はコミュニケーションに苦労した。
途中で面倒になって気にならなくなったが、今回の先生はその時の私の立場だ。
環境が違うので大丈夫だろうと思いきや、無駄に年上扱いせず普通に接してくれる。
「あ、この人すごい」と思いつつ会話を交わしながら目的地を目指す。
流石に登り道はなかなか加速しない。
長い長い上り坂を超え、4時間かけて広い高速道路に出た。
パーキングに入り小休憩を行いドライバーチェンジ、生まれて初めてドラックハンドルを握る。
最初に困ったのはシフトだ。トラックに関しては全くムチな状態であったため8パターンシフトなんて触ったこともない。
通常は2速発進することを聞き、2速を探す。横に書いてあるらしいが見ようにも室内灯のスイッチがどこにあるのかわからない。
てんてこ舞いだ。
室内灯のスイッチを見つけ明かりを灯しシフトノブの横に書いてあるパターンを見る。
なんと実際と90°左に回転している。訳がわからない。
とりあえず、バックギアを探す。バックギアなら「ピーピー」と音がなるだろうからキーになるはずだ。
5分ほどすったもんだしてやっとシフトパターンを認識する。
しかしシフトが入らない。次から次へとトラブルが襲ってくる。
駐車場でクラッチを切ったままシフトの練習だ。とりあえず、3速にさえ入ってくれれば何とかなりそうだ。
さて、出発。と、思いきや、またトラブル発生だ。ブレーキの感覚が違う。ブレーキがとてつもなく敏感なのだ。
何はともあれ慣れるほかに手はない。先生が車酔いしないことを祈りつつ練習して出発した。
走行中気を付ける事は車幅と後ろタイヤより後ろ部分だ。
パーキングを出てシフトミスをしながらも加速。グングン加速する。
肩に力が入る。轍にハンドルをよく取られる。
肩の力を抜くこともできないまま目的地周辺のパーキングに到着し、生きている事にホッと胸をなでおろす。
ここから目的地までは約30分強というところ。
約束時間9時までの調整を行うということで、8時までアラームをセットして寝入りすることにした。
8時のアラームで目を覚まし、トイレに行ったりコーヒーを買ったりと旅支度を行う。
8時10分、そろそろ出発しようかという時に電話が鳴った。
電話の先は荷受人でもう「降ろし可能」との連絡だ。
分かりにくい目的地の説明受け大急ぎで現地に向かう。
やっと到着した。大手ショッピングモールだ。早速荷物を降ろす準備を行い、フォークリフトで運んでもらう。
手作業ではないので楽である。無事に荷降ろしを終え次の目的地に向かう。
次の目的地は先日も行ったところだ。行う作業も同じなので先日の手順を再確認する。
現地に到着して少し時間がある。まずは昼食を取ることにした。
近くにうどん屋があったのでそこで昼食を済ませ、トラックでしばしの待機だ。
この職業、待機時間が非常に多い。
検品を行い荷物を積む。基本的な手順は前回と同じなので理解できる。
ただ、積み込みする順番や荷詰めについてはよくわからないので指示に従い、自分のできることを邪魔にならないよう行う。
無事に積み込みが終わり数量確認もスムーズに完了する。
さて、これで帰路につける。
数区間高速を利用しその後は広めの国道を帰る。約4時間弱だ。