2010年3月5日金曜日

第14話、耐火煉瓦配送, 車両割り当て, 洗車

先日積み込んだ耐火煉瓦を配送に向かった。
朝の通勤ラッシュの中の走行だ。のんびり運転している人と大急ぎの人が半々となるので面倒で仕方ない。
まだ時間が早かったので受付直前のコンビニで15分ほど休憩することとなった。
と、いうものの、このコンビニは駐車場が通り抜け当たり前に使われているなんとも危険な駐車場。
これもきっとテストの一環なのだろう。少し休憩した後出発した。
案の定、通り抜けの車が邪魔で出るに出れない。
無理に通り抜けようとするからこちらも詰まって曲がるに曲がれない。
立ち往生もいいところだ。なんとかこの状況を脱して受付へ無事到着。
待機場で少しまつことになった。10分ほど待っていたら担当の人が出てきた。どうも車で誘導してくれるらしい。
が、この担当者の加速に着いていけない。何とか見失わず着いてくがトラック誘導するときはもう少し考えてほしいものだ。
工場内を2kmほど走って別の担当者を呼ぶから少し待つように言われる。
どれだけ大きな工場なのだろうかと心の底から思った。
1時間ほど待った。まだ出てこない。電話が鳴る。「きたか!?」と思いきや「会議が長引いているからもう少しまっててね」
がっかりだ。結局1時間30ほどまって再度移動することになった1kmほど走って降ろし場に到着した。
ウィングをあけてリフトで降ろしてもらい降ろし作業は無事に完了した。
問題は帰り道だ。先導もないのでこの工場から出られるか不安だ。
3つほど賭けをして勝った私は何とか工場から出ることができた。
会社に帰った私は常務と少し話しをすることになった。
そしてついに専用の車両が割り当てられたのだ。
少々きれいな4t、6.2mのワイドのアルミウィング。しかもターボ付だ。
うれしい。早速洗車した。

第13話、耐火煉瓦積み込み, 運転テスト

西へ20kmほどいったところにある工業地帯から耐火煉瓦を運ぶこととなった。
1パレットしかないが800kg以上ある。
運転テストを兼ねてもいたのでベテラン社員がチェックシートをもって便乗した。
途中細い道を指定したり、難しそうな交差点をまがってみたりとテストを行いながら荷主のところまでたどり着いた。
受付を済ませ係員の誘導に従い車を移動させウィングをあけた。リフトでパレットを積んでもらう。
車が沈む・・・ほんとうに800kg?とりあえずラッシングベルトでしっかりと止め、積み込みは完了した。
帰路は好きな道をどうぞということだったので広めの道を渋滞にまぎれて帰った。
配送は翌日となるのでしばらく休息となった。

収穫
・とにかく歯止めをしよう

2010年3月2日火曜日

第12話、初めての荷物を配送

昨日もって帰ってきた荷物を配送する。配送先は5件ほどだ。
1件目は会社から東に10kmほどいったところにある。朝5時40分に出発して6時10分から1件目の降ろし作業を開始した。
6時50分までには降ろし作業を完了しておく必要がある。降ろし位置は少々狭い。しかもまだ暗い。
慎重にバックで進入し降ろし位置へ停車させた。めずらしく出だし好調だ。
降ろし作業を開始したがここは商品により降ろし位置に指定があるため結構面倒だ。
暗くて商品名を確認しづらく、足元も見づらい。
降ろし作業5分前に終わった。車中で少し休憩して検品してもらう。
特に問題はないようだ。それにしても専門の業者は検品が早い。
2件目に向けて出発した。2件目は北に5kmほどいったところにあるが街中にあることと通勤の時間にかさなるため意外と時間がかかる。
ここも降ろし作業の時間指定がある。伝票を見ながら降ろす荷物を確認してリフトへ運び、リフトから降ろし位置へまとめて運ぶ。
最後に数量の確認を行って終わった。さほど量がなかったのでラッキーだった。
3件目は南に5kmほどいった基幹路線から細い道を入ったところにある。しかも駐車場が広いわりに駐車量が多くトラックは入りにくい。
細い道はちょうど信号のタイミングがよくてスムーズに抜けることができた。
しかし駐車場へは簡単に入れそうにない。
とにかく、ハザードを点灯させて車線を塞ぎバックで駐車場に進入した。
が、駐車車両を交わすことができず入りきれない。これは困った。
ハコバンに一台よけてもらい何とか降ろし位置につけることができた。
そして30cm角弱のダンボール箱を7個降ろした。苦労の割りに微妙な積荷だ。
気を取り直して4件目へ出発した。4件目は西に3kmほどいったところにある。
ここは特に問題はなく終わるかと思ったのだが、検品の際に問題が発生した。
検品時に受取人が製品名を読み上げドライバーが数量を数えて返答するのだが、
製品名など業界に居ない私が把握しているはずもない。しかも外装は化粧箱ではなく品のないダンボール箱だ。
そもそも検品の仕組みそのものに問題がある。
型番を言ってもらい検品が完了する。
最後の5件目に向け車を西へ20kmほど走らせた。
ここの降ろし位置は少々難しい位置にある。フェンス沿いに止めなければならないのだがとにかく狭い。
案の定うまくいかない。ベテランドライバーに代わってもらい、止めてもらうがやっぱりうまくいかない。
2度ほどきりなおして降ろし位置へ停車した。降ろし作業はスムーズに完了した。
配送は時間指定や複雑な降ろし位置など難点が多い。


収穫
・量が少なくダンプレで固定できない場合は平積みにして毛布をかけると動きにくくなる。

第11話、はじめての遠方輸送 後編

日常生活では腹立たしい以外の何者でもないタクシー(自宅付近ではマナーが非常に悪い)の運転手だが、このときばかりは感謝した。コンビニよるにも乗用車とは違い一苦労だ。
このまま北上して無事に次の積み場に到着した。ここでは少し時間ができる。とりあえず、いままでのポイントをメモに残し、昼食をとった。休憩場で他の会社の方々とコミュニケーションを交わし積荷の状態について情報収集を行う。あまり多くないらしい。これが初陣となる自分にとってこれほどのラッキーはない。時間はまだあるので荷台の片付けを行うことにした。
ベテラン社員の方の携帯電話が鳴った。荷物の積み込み準備ができたらしい。
積荷の一覧表を受け取り驚愕なる事実が発覚する。量的にはいつもと変わらないのだ。心からガッカリした。
気を取り直して検品しながら積み残しが無いよう配送順と逆に積み込んでいく。
積む順番も重くサイズの似たものから順に積んでいく。
このサイズをまだ把握できていない。しかも検品と積み込みを同時に行えるほど型番も把握できていない。
きっとベテラン運転手から見れば相当もどかしかったと思う。気分だけが焦る。
焦っているときは例によって例のごとく、失敗が付きまとう。よくわかってはいたのだが防げなかった。
途中で配送先の違う荷物が混在してしまったのだ。
積み込み時に検品が終わった荷物から順に荷台へ運び、荷台に運んだ荷物からチェックを付けていたのだが、どうもこのペースが乱れてしまったのが原因だ。なにをするにしても焦りほど物事を停滞させる要素はないと再確認した瞬間だった。
荷物の量的に積み込みにかかる時間はベテラン運転手なら2時間弱で終わる量ではあったが3時間かかってしまった。個人的な目標としては1.2~1.5倍を目標にしているので近い数値にはなっているのだが、この目標数値が低すぎるのか周りとの差がでているので少々問題だ。これは今後の課題とすることにした。そして作業が遅すぎるので積み込みはベテラン運転手の方にかなりサポートしてもらった。
20時、現地を出発して帰路につく。途中までは会社が高速料金を負担してくれるのでそこまでは高速道路を走行する。その後はした道となる予定だったが、ベテラン運転手の計らいによりそのまま高速道路を帰ることになった。
22時30分、無事に荷物を会社まで持ち帰ることができた。時間かかりすぎだ。
翌日は今日持ち帰った荷物を5時40分出発で配送する。


収穫
・1車線で後方車両が右ウィンカーを出していると「ドケ」の意味。
・市街地ではコンビニから出るのに2車線必要
・微々たる時間でもアイドリングストップは基本
・高速道路のわだちは本当に怖い
・上り坂では早めに追い越しの段取りをしておかないと自分も加速できなくなる
・積荷の高さが段々になる場合、ダンプルの間にコンパネを挟み強化して、ラッシングで仕切りを固定する

第11話、はじめての遠方輸送 前編

ベテラン運転手に横のりしてもらい約250kmほど東へ輸送を自分で運転して行うことになった。
これだけの距離を一度に走行するのはもちろん初めてだ。
途中細い道が無い事を祈りつつ、4時に集合して出発した。出発前に計器関連の説明を受ける。どうも車両によって操作方法が異なるらしい。このときに問題がひとつ発覚した。一番後ろの車幅灯が無いのだ。トラックのように後方の確認がしにくい車両は法律上定められている車幅灯のほかにライトをつけることが多い。これがあるのと無いのとでは大きな差がある。今からでは仕方ないので我慢するしかない。
当面は国道を通りそこから高速道路で市街地を抜けひとつ目の目的地に荷物を降ろし、100kmほど北上して荷物を積み込んで会社まで向かう予定だ。緊張はしているものの、今までの練習でさほど肩に力は入っていない。
会社から出て20kmほどは数車線あるので一番左側を法定速度の60kmで走行する。
途中工事中で車線幅がいっぱいになってしまうところがあるが、他のトラックに合わせて教えてもらった段違い走行で切り抜ける。
段々と車線が減っていき1車線になったあたりから流れに合わせて走行を試みるが、早朝はさすがにみんな流れが速い。
デジタコのお陰で68km以上は警告音がなる。同じように制限のかかっているトラックも多く、そいったトラックを見つけてはその後ろをトロトロと走行し警告音が鳴らないよう速度を調整しながらできるだけ周りに速度を合わせ走行を続ける。途中登坂車線があれば積極的に後ろの車両に道を譲る。会社から70kmほど走行したところで給油を行う。すりきり一杯たっぷり給油し、小休憩を挟んで再出発だ。
こうした走行を続けやっと数車線あるバイパスに入った。ここからはデジタコを高速モードへ移行し最高速度は90kmとなる。
85~90kmの間で走行を続け、高速道路に乗った。目的地まであと100kmほどだ。
途中ベテランドライバーにこんな質問をされた。「今日の配送先の場所調べてきた?」私は素直に「いいえ」と応える。前日に道を教えてくれると言われていたからだ。なぜか怒られた。「どうやって運ぶつもりだったんだ」と。。。は、はぁ・・・
ついに目的地に到着した。が、しかし一方通行なうえに場内でUターンできそうにない。到着予定時刻も20分ほど早い。これは困った。とりあえずハザードを点灯させて脇に停める。場内へ入れるまでバックし受付の所定位置で待機。ベテラン運転手が受付を済ませてくれる。荷物の降ろし位置へ移動し、ウィングを開けてしばらく待つことになった。10分ほど待っていたらリフトマンがフォークリフトに乗って現れた。持ってきた荷物を降ろしてもらい、無事受領印をもらう。次は同じ場内だが違う倉庫へ移動して残った荷物をすべて降ろしてもらう。ウィングを閉めてUターン、別の下ろし場を探すが、積み場でもらった地図と場内が一致しない・・・
どぎまぎしていると他のリフトマンが「アッチアッチ」と合図をくれた。合図に従って移動する。
搬入手順に従いバックで付けなければならないのだが、向きを変えれるT字路の両脇には荷物が積み重ねられている。困った。曲がれるだろうか・・・
ベテラン運転手に後ろを見てもらいながら何とかこの難関を切り抜け無事に降ろし場にたどり着くことができた。
リフトマンに荷物を回収してもらい荷物をすべて無事に引き渡すことができた。初仕事の完遂だ。サポートはしてもらったとは言え、少々うれしい。受付で退場の時刻を記載して次の積み場へ向かう。
と、その前に、コンビニを探して少し休憩。のつもりなのだがコンビニが見当たらない。しかもこの付近、トラックが非常に多く白線も消えているため自分がどの車線を走っているのかさっぱりわからない。そして両脇には枝葉を伸ばした街路樹。。。
ここでのコンビニ捜索は諦めて次に見つかった大き目のコンビニへとまることにした。
10kmほど街中を走ってやっと大きめのコンビニを発見した。ここでコーヒーを買い外でタバコを吸いながら一息つく。
まだ車線内に車を押さえることと道路状況を把握することで精一杯だったので運転中にタバコ1本すら吸う余裕がなかった。
片側2車線あり入るのは簡単だったのだが、出るのに困った。
1車線分で入ることができたのに1車線分では出ることが出来ない。どういうことなのかさっぱり理解できないが、単に腕の問題だと思う。
1車線をふさいで立ち往生。迷惑極まりない。気の利いたタクシーがいて道を譲ってくれ何とかこの状況を切り抜けることができた。

2010年3月1日月曜日

第10話、配送パターン

この日はベテランドライバーが10分遅刻することからスタートした。
運転席の空気が非常に気まずい。ベテランドライバーはきっと言い訳がしたいだろうし、私はそんなことどうも思っていない。
私はいつも通り世間話や仕事の内容について話題を提供して和ませようとがんばったが、
きっとベテランドライバーは私と同じタイプで不器用なんだと思う。
配送は特に問題なく進んでいく。お昼前には最後の配送を終えて帰路についた。
午後からは私の運転で集荷に向かうことになった。
ドキドキしながら東へ20kmほどのところにある大きなターミナルで積み込みを行う。
パレット物を5つほど積み込むだけだ。受付を済ませて順番をまち、車を移動させてウィングを開けるだけで積み込みをおこなってくれる。簡単そうに思えるがリフトマンの作業を妨げることなく緩衝材を間に挟んだり、積み込み順をやパレットの固定を行わなくてはならないため、かなり手慣れた動きが必要となる。私はベテランドライバーに指示を受けながら不慣れな動きでできるだけがんばった。リフトマンは私が素人だと気づいているだろう。。。
積込みが終わったら待機場に戻り荷縛りをし直す。加速で荷物が動くことは非常に稀だが減速時は意外と動きやすい。車だけではなく自転車や歩行者も奇怪な行動が多く何が起きるか分からないのが最近の道路事情だ。
荷縛りのときにいろいろなパターンを教えてもらった。荷物の種類やかたち、数量や重さによって荷縛りが変わってくる。
一旦会社に戻り、翌日4時出発の約束を交わしてこの日の作業を終えた。道は教えてくれるそうだ。ありがたい。

収穫
・荷物はできるだけ平らに均等に詰めるとベスト。
・重たいものは前方、軽いものは後方に積む。
・荷崩れも横だけではなく縦にも発生するのでコンパネやダンプレを利用するとともに、上段にのみラッシングを掛けることでも壁をつくることができる。

第9話、年配のベテラン運転手に教わる

今度は別のベテラン運転手にいろいろと教わることになった。
少々怖い系の容姿だがビビっていては始まらない。まずは世間話を織り交ぜながら自己紹介を行う。
片道2時間ほどかけて最初の降ろし場へ到着するまで、他愛もない話やら仕事の内容について会話を交わす。
降ろし作業はリフトで降ろしてもらったので簡単に終わった。次はいつもの積込み場へ移動する。
降ろし先が会社といつもの積込み場のちょうど中間地点にあったので小休憩を入れるにはちょうど良く、
コンビニで少し休憩をしたあと目的地に向けて出発した。
目的地へ到着後4時間ほど時間があるので時間を潰していた。
積み込み作業は労働力を提供する程度だが、ひとつ10kg程度の段ボール箱でも2個や3個を同時に何度も何度も運んでいると腕が疲れてくる。2時間程度積み込み作業を行い、作業完了後特に大きなイベントもなく帰路についた。
翌日は朝5時40分出発となる。

収穫
・積み荷のパターンにはバラとパレットに分類される

2010年2月28日日曜日

第8話、一人で積み込み

今回の作業は今までに何度も行った作業だ。しかし、今回は一人ですべての手順をしなければならない。先生より与えられた試練だ。荷物の管理者に取次いでもらい、荷物を受け取り荷縛り、伝票の受け取りまでを行う。まだ朝早かったので店は開いていない。駐車場を掃除しているスタッフに声をかけ取り次いでもらう。荷物を受け取りに入店しカーゴの数を把握する。このカーゴには2種類あり、数によって積み方が変わってくる。今までは付き添って二人でカーゴを運んでいたが今回は一人で運ぶことになる。一人で動かすと予想以上に重い。そしてリフトへ載せる際も倒れないように載せるコツがある。
リフトを昇降させる際も車輪が動かないように止めるコツもある。実際一人でやってみるとコツを知っているだけで活用できていない。リフトに乗せる際角度が足りずカーゴが暴走しそうになる。リフトを昇降させるとカーゴが十分固定できておらず動きそうで怖い。
あたふたしながら通常の3倍時間がかかり積み込みが終了した。
これでは逆シャア状態だ。しかも、荷台下についている小物入れのふたを閉め忘れていた。しかしこれで、何がわかっていて何ができていないのかを把握することができた。気を取り直して次の積み込み先へ移動する。ここでも基本的に一人で作業することになる。先生にサポートしてもらいながら積み込みを行うが、積み込み時の荷詰めがとっさに判断できない。こればかりはある程度の経験が必要かとは思うが悩んでいる暇もない。指示を仰ぎとにかく動かないように積み込み、ラッシングで固く縛る。両隙間の関係でラッシングをかける角度が確保できない場合がある。
これでは真ん中付近の力が弱く心もとないので、詰め物をするとよいと先生よりアドバイスをもらった。
順に積み込み作業を行い、最終目的地へ向かい、無事に荷物を引き渡した。
この日は荷崩れしないか移動中が不安で仕方なかった。


収穫
・倒れないようにリフトへ載せるコツ
・車輪が動かないようにカーゴを固定するコツ
・荷詰めの際何が何でも隙間を作らない
・ラッシングは上下どちらから閉めても構わないが、先に閉めた方が緩んでいないか確認すること
・ラッシングは上下段が平行になるように張る
・荷台の下部に角当てが格納されていることが多いが、出し入れした際は必ずふたを閉めること
・ラッシングの角度が取れない場合は詰め物を利用する。
・前後は固定しやすい、ポイントは左右のゆれをどのように抑えた荷詰めを行うか

第7話、ワインディングインプレッション

今回は先日突如行くこととなった200kmほど北にあるところへ荷物の回収に向かう。
6時集合で出発だ。今回は雪もなくスムーズにたどり着くことができた。
積み込みも順調だったが問題はこの後だ。
山道をひたすら抜けていかなくてはならない。しかも200km以上ある。
車酔いには強い方だと思っていたがキャビンのフワフワ感と長時間による山道で少々車酔い気味だ。
荷物の回収は非常にスムーズに進む。最終目的地で回収したカーゴをすべて降ろし今日の作業は完了だ。
しかし帰路が長い。東へ200km近くある。しかも16時に現地を出発することになり渋滞の真っ只中を帰ることになる。これは少々気が重い。
残り50kmほどのところまで帰ってきて小休憩をすることになった。
そしてドライバーチェンジだ。今回は長く一般道やバイパスといったいろいろな種類の道がある。
これは慣れる絶好のチャンスだ。出発前にシフトの確認。この時点でコツをつかむ。真後ろにシフトすると引っかかるが左斜め後ろにシフトするとひっかからない。
これはいける。案の定加速は非常にスムーズに行える。問題はブレーキだ。これは少し時間がかかりそうだ。
パーキングから出る前に同社の大型とすれ違う。ここぞとばかりに道を譲り先に行ってもらう。のんびりと加速しながら本線に無事合流できた。
バイパスっぽいところだが交通量が多く最大速度60kmでも周りに迷惑がかかりそうになく気分がとても楽だ。
車線幅に気をつけながらあれこれ確認しながら注意して走る。
走行中に先生よりブレーキに関するアドバイスをもらった。
ひとつはクラッチを切るのが早いのでぎりぎりまで廃棄ブレーキを使うこと、
もうひとつは廃棄ブレーキの最中にブレーキをやさしく踏むことの二つだ。
今までの癖でクラッチをすぐに切ってしまう。少し意識しながら減速して感覚をつかむ。
後方には同じ4tっぽいトラックがずっとついてきていた。ブレーキランプがついたり消えたりと、きっと迷惑だったと思う。
だんだん慣れてきて減速もだいぶマシになってきた。長いようで短い約50kmの走行を終え、何事もなく無事に会社へ到着した。
この日は本当にスムーズに事が運び平和な一日だった。そして長距離を乗れたのは大きな収穫につながった。


収穫
・交差点で赤信号の場合、対向車が大型でもスムーズに曲がれるスペースを作っておく
・狭い道では譲り合いで交互通行や段違いで走行する
・一般道は時折斜線が狭くなる。
・3速は左斜め後ろ
・廃棄ブレーキもしっかり使う
・割り込み、横断したそうな車がいて譲る場合はヘッドライトを消して「どうぞ」
・割り込みさせてもらったらハザードたいて「ありがとう」
・乗用車は割り込み後必要以上に減速するので注意
・街中を走る場合、すべての道が横断歩道だと思え

第6話、カーゴとの戦い

初出社依頼久しぶりに9時出社だ。今日の荷物は前回と同様のカーゴだ。取り扱いには十分注意が必要だが数量が少ないので積み込み、荷降ろし時間が短く楽に思える作業だ。
注意しなければならいのは一回の積み込みで複数の配送先の荷物を積むことだ。
荷降ろし時に間違えるとトラブルに繋がりかねない。
今までセキュリティにうるさいようでズボラなIT関連で作業をしていたこともあり、理由は検討がつく。
少々早めに出発して大きな公園でまた運転の練習をさせてもらえた。
駐車スペースのラインを利用したり右折、左折、発進、後退といった練習をしばらく行った。
ついでに荷物の受け取り先まで運転もさせてもらえた。
公道初挑戦だ。やはり肩に余分な力が入る。シフトの度にドキドキする。
公道に出て運転すると思っていた以上に注意をしなければならない箇所が多い。
乗用車と比べると比較にもならない。特に左側が気になる。左側に気を配り中央線に寄れば対向車が大型の場合ミラーが当たりそうだ。
街路樹の枝葉やトンネルに気をつけながら街中を約3kmほど走る。
曲がるときにはお尻が隣の斜線にかからないように気をつけ、急な飛び出しがあっても止まれる速度での走行だ。
先生は怖くて仕方ないはず。よく我慢してくれている。もしかしたら声も出ないほど怖い状況だったのかもしれない。
何とか無事に目的地に到着する。ホッとしながらもサイドブレーキを引きブレーキを離す。
するとなぜか車が後ろへ下がっていく・・・駐車スペースは多少勾配がついている。
サイドブレーキの引きが甘かったようだ。いつもよりかなり引いたつもりなのだがここもまた乗用車とは違うところなのだろう。
荷物の積み込み、受け取り作業もスムーズに完了し、配送を行うこととなる。
配送先は約10kmほど西にいったところと50kmほど西にいったところだ。
今回の配送先は少々狭い道が多い。そして坂道まであり交通量もかなり多い。
順に配送を終え、この日は前回の出来事がうそのようにスムーズに終わった。
それにしても車輪がついているとはいえ、カーゴは重たい。

収穫
・トンネルは丸いので左上を引っ掛けないように気をつける
・街中での走行はいつでも止まれるくらいでちょうどよい
・サイドブレーキはしっかり引く
・曲がる際は左右と左右後ろまで確認しながら曲がる
・サービス業への配送では、お客様のお客様最優先
・カーゴの車輪が調子悪くまっすぐ走らないときがあるので運ぶ際には注意

第5話、2度目の配送

先日積み込んだ荷物を配る。2回目なので配送先や手順などは大体把握しているが、細かいところはまだわからない。指示に従いながら配送を終える。ここまでは非常にスムーズで10時30分には終わった。次は荷物を積みに南へ1時間程度走る。途中、先生から「おいしいカツ丼のお店があるから行こう」と誘われ意気揚々と向かう。が、しかし!!開いてない・・・到着したのは11時5分前。近くのコンビニでトイレを借りて再度向かうと開いていた。どうやら11時からだったらしい。早速カツ丼を注文して食べる。昔懐かしいお子様ランチのハンバーグを思い出した。おなかもいっぱいになったので荷物を積みに再出発。
荷物を積むところに到着して10分ほど休憩を行い、荷物の受け取り態勢に入る。今回の荷物は数は少ないがカーゴと呼ばれる鉄格子に入っていて非常に重い。リフトが装備されたトラックで対応する常連顧客のようで、手や足を挟まないように積み込み、カーゴに車輪があるので荷縛りを入念に行う。無事に荷物の積み込みを完了し、配送は翌日なので一度会社へ帰る。積み込み完了の連絡を入れた際に不思議な出来事に見舞われる。どうやら手違いがあり配送は翌日ではなく今日らしい。しかも配送先は約200kmも北だ。先生の機嫌が悪い。どうもプライベートで予定があったらしく本当に機嫌が悪い。何はともあれ、仕事なので目的地に向かい出発する。
到着時間の指定は19時だ。5時間ほどしかない。しかも雲行きが怪しい。きっと雪だ。
予想通り出発して山岳地帯に入りかけた時に雪が舞い始めた。トラック見習い状態で雪の状況が体験できるのは有り難いようなそうでもないような微妙な気分ではあったが、できるだけ運転方法についてチェックすることにした。猛吹雪で路面は真っ白、ドキドキしながら峠を抜け、到着時間が迫っていたので会社に電話をして高速道路の利用を許可してもらった。
高速道路を使って30分ほど前に無事到着。
荷物を降ろして大急ぎで帰路につく。
積りに積っては峠を越える事も高速道路を利用することもできなくなる。
高速道路に乗って帰ることにした。途中パーキングでトイレ休憩を行う。出てみてビックリ、トイレに入る前は路面も見えていたのにトイレに行っていた3分ほどで路面は真っ白だ。先生も超安全運転モードに突入する。途中「ん?」と思う時があり様子を見ていると先生はやはり減速した。「接地感が小さくなった」とのこと。さすが元ドリフターズだ。波乱万丈感が非常に強かった1日は幕を下ろそうとしている時間帯に無事会社に着いた。途中会社から電話があり、「次の日はお休み」の連絡を受けていたので気分的には楽だった。運送業へ転向して初めての休日だ。

収穫
・トンネルや高架の高さ制限に気を付ける。
・道路わきの街路樹から道路側に出ている枝葉に気を付ける。
・巻き込みはもちろんだが、乗用車感覚で曲がると後方が膨らみ隣の車線にはみ出るので気を付ける。
・急ぐ位なら早めに出発する。
・街中は飛び出し注意。
・自転車に乗ったお年寄りは後方確認せず飛び出しする可能性がある。
・荷物は隙間を作らずできるだけ中央に固めて積み込む。
・荷物の受け取り、引き渡し時に連絡を入れる。
・雪道は止まったらもう進めない。
・前走車の轍をうまく利用する。
・しっかり減速する。
・マンホールや道路のつなぎ目といった鉄に気を付ける。

第4話、植物も運ぶ

朝早くから行動していたので帰宅後少し仮眠を取ることにした。
携帯が鳴り出ると会社からで、翌日は0時出発と連絡を受ける。そして別の人に着いていくことになると聞いた。
どんな人なのだろうかドキドキである。翌日またも23時に起床に0時前に会社へ到着した。
今日の先生はまだ到着していないようなので、事務所で少し待つことにした。
タバコをふかしながら事務所のおじいちゃんと会話を交わす。
今日の先生が出社してきた。「若い」25~6くらいだろうか。自分の歳の話題にならないことを祈ろう。
今日は初対面であるため会話もさることながら貢物としてチョコレートを用意してみた。
早速トラックの助手席に乗り込み出発した。車中で会話を交わしているとオモシロイ人であることに気がつく。
思考が少々違うが私が持っていた趣味と先生が持っている趣味が同じなのだ。
これは会話に華が咲く。楽しく会話を交わしていたので行き先を聞きそびれたが、50kmほど走って聞いて驚いた。
300kmほどある。。。しかも途中は長き峠道。下手をすれば伊賀甲賀忍者の戦争に巻き込まれる可能性もある。
しかも積み荷は植物らしい。はて、どんな植物なのだろうか。
会社から70kmほど東へ向かうと会社指定のスタンドがある。そこで旅の支度を行う。
驚いた軽油なだけに軽く100リットル入る。トラックとは恐ろしいものだ。
軽四なら30~40、乗用車でも40~50くらいの給油タンクがトラックなら150以上が普通なのだ。
しかもリッター5~6kmという燃費にも驚いた。峠道を暴走する車やマツダのRX7並みだ。
給油の方法や気を付ける事を教えてもらい、目的地に向けて再出発だ。
やはり歳のことを聞かれた。私の方が2つほど年上になる。
私も20歳くらいのときから25~40過ぎの部下を抱える事があり、最初はコミュニケーションに苦労した。
途中で面倒になって気にならなくなったが、今回の先生はその時の私の立場だ。
環境が違うので大丈夫だろうと思いきや、無駄に年上扱いせず普通に接してくれる。
「あ、この人すごい」と思いつつ会話を交わしながら目的地を目指す。
流石に登り道はなかなか加速しない。
長い長い上り坂を超え、4時間かけて広い高速道路に出た。
パーキングに入り小休憩を行いドライバーチェンジ、生まれて初めてドラックハンドルを握る。
最初に困ったのはシフトだ。トラックに関しては全くムチな状態であったため8パターンシフトなんて触ったこともない。
通常は2速発進することを聞き、2速を探す。横に書いてあるらしいが見ようにも室内灯のスイッチがどこにあるのかわからない。
てんてこ舞いだ。
室内灯のスイッチを見つけ明かりを灯しシフトノブの横に書いてあるパターンを見る。
なんと実際と90°左に回転している。訳がわからない。
とりあえず、バックギアを探す。バックギアなら「ピーピー」と音がなるだろうからキーになるはずだ。
5分ほどすったもんだしてやっとシフトパターンを認識する。
しかしシフトが入らない。次から次へとトラブルが襲ってくる。
駐車場でクラッチを切ったままシフトの練習だ。とりあえず、3速にさえ入ってくれれば何とかなりそうだ。
さて、出発。と、思いきや、またトラブル発生だ。ブレーキの感覚が違う。ブレーキがとてつもなく敏感なのだ。
何はともあれ慣れるほかに手はない。先生が車酔いしないことを祈りつつ練習して出発した。
走行中気を付ける事は車幅と後ろタイヤより後ろ部分だ。
パーキングを出てシフトミスをしながらも加速。グングン加速する。
肩に力が入る。轍にハンドルをよく取られる。
肩の力を抜くこともできないまま目的地周辺のパーキングに到着し、生きている事にホッと胸をなでおろす。
ここから目的地までは約30分強というところ。
約束時間9時までの調整を行うということで、8時までアラームをセットして寝入りすることにした。
8時のアラームで目を覚まし、トイレに行ったりコーヒーを買ったりと旅支度を行う。
8時10分、そろそろ出発しようかという時に電話が鳴った。
電話の先は荷受人でもう「降ろし可能」との連絡だ。
分かりにくい目的地の説明受け大急ぎで現地に向かう。
やっと到着した。大手ショッピングモールだ。早速荷物を降ろす準備を行い、フォークリフトで運んでもらう。
手作業ではないので楽である。無事に荷降ろしを終え次の目的地に向かう。
次の目的地は先日も行ったところだ。行う作業も同じなので先日の手順を再確認する。
現地に到着して少し時間がある。まずは昼食を取ることにした。
近くにうどん屋があったのでそこで昼食を済ませ、トラックでしばしの待機だ。
この職業、待機時間が非常に多い。
検品を行い荷物を積む。基本的な手順は前回と同じなので理解できる。
ただ、積み込みする順番や荷詰めについてはよくわからないので指示に従い、自分のできることを邪魔にならないよう行う。
無事に積み込みが終わり数量確認もスムーズに完了する。
さて、これで帰路につける。
数区間高速を利用しその後は広めの国道を帰る。約4時間弱だ。

第3話、配送

朝4時にちゃんと目を覚ました。初っ端から遅刻するわけにはいかない。
支度をしてコタツであったまり4時30分に家を出た。会社まで20分。
いつもの通勤時間帯なら1時間はかかる位置までたった20分だ。
早速先輩社員の助手席に乗り込み配送開始。
一軒目は15分ほど走ったところにある。6時50分から7時までに荷物を降ろしておかなくてはならない。
しかも今日はいつもより荷物が非常に多いらしい。到着して荷台を開け荷物を下ろす。ひとつの段ボールが約10kg、約100箱を降ろす。
単に降ろすだけならまだしも「取り扱い注意」の品物で降ろす位置が決まっている。
1時間ほどで降ろし作業が終わった。まだ6時過ぎだ。いつもは一人なのだが二人で降ろすと早いらしい。
そして積み荷を荷台入口まで運ぶ人がいるのといないのとでは負担も時間もかなり短縮できるようだ。
初めて自分の存在意味があったような気がする。
7時に荷受け人のシャッターが開き検品を行ってもらう。問題はないようだ。
順調な滑り出しで二軒目に向かう。三件目、四件目と順調に降ろし作業が終わり、最終の降ろし先に着いた。
荷物はコンベアに乗せて運ぶので楽勝と思いきや、高さが非常に中途半端で腰が痛い。しかも荷物も重さが中途半端だ。
何とか配送初体験が終わり、腰がカクカクなりながら車に乗り込み会社へ帰る。
腰がカクカクなっているときにふと思ったのだが、筋肉痛になっていない。どういうことなのか自分でも不思議だ。
会社に帰り、「少しゆっくりしておいてください」と一旦帰宅を命じられる。
まだ昼過ぎだ。こんな時間に帰れるなんて素晴らしい・・・後でよく考えたら前日は3時間も寝ていない。。。
気を付けないと自分に騙されそうになる職業であることに気がつく。

収穫
・到着時間が決まっているところがある。
・最後の荷受人は昼までの勤務なので11時30分までに行き降ろし作業を開始しないと機嫌が悪い。
・降ろし位置付近が狭かったり、社員の駐車スペースになっていて車を乗り入れるのも考えて入らないといけない。
・コンベアに段差があり、箱を斜めに置かないと倒れる。
・品番ラベルはいつでも見える方向に箱を置く。
・降ろし位置に車を乗り入れると天井が当たる場合があるので気を付ける。

第2話、早朝出勤、待ち時間

輸送先は東へ約4~50kmほどいったさきにある大手製造ベンダーだ。
朝6時に会社を出発。先輩社員の横にチョコンと座って見習いのスタートだ。
現地に8時半頃到着降ろし場所がよくわからず構内を少々ウロウロして降ろし場所発見。
社員の方々が出勤するまでしばし待ち時間。
リフトで回収してもらい受け渡しも完了した。
伝票にサインしてもらいイザ次の仕事場へ。
さらに約150kmほど東へ。道が狭い。大型やバスは相手の動きを確認しながら交互にカーブへ進入している。
自分にこうした配慮ができるか少々不安だ。そして街中だ。
この街は社会に出て3年ほど暮らしていた街なだけに少しは知っている。
車線は多く安心かと思いきや、何のことは無い。割り込みや飛び出しが普通に起きる。知っていてもドキドキは止まらず。。。
到着したらもうお昼だ。家から持ってきたおにぎりを食べ荷物が出来上がるまでしばし待ち時間。
ナガイ。3時間はある。時間がもったいない。
携帯を取り出しブログの記事を書いて時間を潰す。
音楽や動画も多少入っているがどうしようか迷いつつブログに記載するネタも尽きて音量を下げて時間をつぶした。
先輩社員の電話が鳴り車から降り出荷表を受け取りに行く。
荷物は少々多いらしい。
荷物が積み込みできる状態になるにはまた少し待たなければならない。
もう17時だ。
帰路は約4時間。積み込みに最低でも1時間はかかるだろうから帰宅は遅くなりそうだ。
検品を始める。
私は出荷用の荷物番号を読み上げ、先輩社員が出荷表と照らし合わせてチェックする。
積み残しが無いよう入念に種類と数をチェックする。
当たり前だが積み残しがあれば大急ぎで取りに来なければならない。
殆どの積み込み準備ができたようなので積み込みを開始する。
翌日の配送に合わせて配送順の逆に積み込む。
積み込む際も輸送中に荷崩れが起きないように隙間なく荷物が動かないようにバランスよく積み込まなければならない。
私は言われた通りに荷物を荷台の中に運び、パレットを片づけるくらいしかできないのでそれ以外はずっと見ていた。文字通り見習いだ。
積み込んだ。結構な数があり既に21時をまわっている。
最後に受付へ行って積み込んだ数を確認する。数が合わない・・・
荷台を開けて荷物の数を確認する。数はこちらの主張が正しいようだ。
受付の人に再度確認を行い、受付側の把握ミスであることがわかりホッと胸をなでおろす。
初日からビックリドッキリな出来事が多い。
やっと会社に帰ってきたもう22時を過ぎている。
自宅に帰ったら23時だ。次の日の予定を聞いて帰宅した。次の日は朝5時集合、4時には起きなければならない。。。

収穫
・積み込み手順
  連絡まち
  出荷表を受け付けから受け取る
  検品:種類・数をチェックする
  積み込む
    荷崩れ注意
    配送の逆から積み込み
  受付に積み込んだ数を報告
    こちらで把握している数と受付の把握している数が一致しない場合は荷台に積み込んだ荷物の数を再確認する。
  出発
・重いもの、大きなものから積んでいく
・あまり高く積まない(箱に規制の記述がある)。
・リフトに乗れるようになっておくべき

第1話、ギャップ

何もかもが新鮮で仕方がない。
ゴムコーティングの施された手袋、ブーツ形の安全靴を新調しポロシャツとメンパンでネクタイがなくどうも気が引き締まらないような気もしながら意気揚々と初出社。
事務所もホッタテゴヤ、駐車場も舗装されてなくトイレもクサイ。
朝の挨拶、面接の時に一緒だった人も同じく入社したようだ。
取りあえず休憩室で待機。いきなりもったいない時間がやってきた。
今まで極限までムダな時間を省き15分刻みの管理下で仕事を進めていたからか、もうひとりの入社した人とコミュニケーションでも交わしておかなければ落ち着かない。
落ち着かないままお昼休憩の時間がやってきた。
ほかのひとがお昼をお弁当にしているのか、どこかに食べに行っているのか、寂しくコンビニですませているのかわからなかったのでお金を準備していたのだが、これでは合わせようがない。
オフィス仕事とは勝手が違う。
近所のウドン屋で軽く腹ごしらえをして休憩室に帰りタバコを吹かす。
もうひとりの入社した人と雑談を交わしながら時間を潰す。
15時から既存ベテラン社員の方に付き添い明日輸送予定の荷物を回収に行った。
今までも工場に仕事で入ることがあったが、門の状態、入場後の状況が今までとは全てが違う。
戸惑いながらも荷積みが始まった。フォークリフトで4パレットほど積み込み、私はなにもしないまま荷積みが完了した。
伝票を事務所で受けとり私の存在意味わからないまま帰路についた。
まあ、当たり前と言えば当たり前なのだが、世界が変わった、自分が一年生であることを自覚した瞬間だった。


収穫
・トラックの種類、ヒラボデとウィング
・油汚れの激しい荷物もある。

サヨナラIT

第1次ブラウザ戦争勃発からリーマンショックまでの約14年間IT業界でプログラマ、エンジニアとして働いてきたが、10年かけやっとこの業界に踏ん切りがつきサヨナラすることとなった。
今までお世話になった方々からの恩を仇で返すことになるのは承知の上、無賃でも必死に勉強して得た知識や多額の投資により入手したノウハウ、大量の部下、顧客からの大きな信頼も全て捨てての再出発だ。
次の舞台に選んだのは運送業、4tトラック(6.2wのウィング)の運転手だ。
ちなみにトラックの運転経験はない。